斎藤慧のドーピング検査陽性受け斎藤泰雄選手団長が会見 「暫定的な資格停止受け入れは苦渋の決断」

スピードスケート・ショートトラック平昌五輪代表の斎藤慧選手(21)=神奈川大=が受けたドーピング検査のA、B両検体が陽性反応を示し、暫定的な資格停止処分を受け入れた問題で、平昌五輪日本選手団の斎藤泰雄団長らが13日、メインプレスセンターで会見した。主なやりとりは以下の通り。

斎藤団長「斎藤選手は禁止されている薬物やサプリメントを摂取したことに思い当たる節はないと話している。斎藤選手の主張は書面でCAS(スポーツ仲裁裁判所)のアンチドーピング部門に提出した。しかし、反証する証拠を短時間で入手できず、斎藤選手がチームに迷惑をかけたくないと自発的に暫定的な資格停止、平昌五輪の出場停止処分を受け入れて選手村を退去した。苦渋の選択だった。実際のドーピングの有無は平昌五輪終了後に審議され、弁護士や関係者と相談して対応する。こういう事態に至ったことは極めて残念だ」

--斎藤選手の様子は

斎藤団長「全く思い当たる節がなくて大変驚き、ショックを受けていた。ドーピングに対する十分な認識を持った上で競技生活を進めてきたにもかかわらず、こうした検査結果が出たことを理解できないようだった」

--選手村はすでに出たのか

斎藤団長「昨日、出たと聞いている」

--もう少し詳しい経緯を

ショートトラックの川崎努監督「国内で合宿をしていた1月29日にJADA(日本アンチ・ドーピング機構)の検査を受けた際は陰性だった。合宿先から平昌へチームと行動し、韓国に到着した4日に選手村から練習するためにリンクへ向かった。リンクのアスリートラウンジで軽食は口にした。選手村に戻ってから水程度を飲んで就寝しようとしたところ、検査官が来たと聞いている。選手村の外には出ていない」

--検出された薬物はなぜ使用が禁止されているのか

斎藤団長「(検出された禁止薬物アセタゾラミドは)高山病予防、緑内障やてんかん、睡眠時無呼吸症候群などの治療薬として使われるようだが、筋肉増強剤使用の隠蔽、利尿作用を利用して体重を落とすためにも使われることがある。斎藤選手は筋肉増強剤を使ったことはなく、利尿剤を使って体重を落とそうと考えたこともないと主張している」

--今後の対応は

斎藤団長「検体A、Bが陽性で暫定的な処分は受け入れたが、まだ、ドーピング違反があったということではない。大会終了後の審議で斎藤選手の主張を訴えていきたい」

By http://www.sankei.com/smp/pyeongchang2018/news/180213/pye1802130045-s1.html